感性操作

デザインを研究対象とした場合,感性を考えなければならない.何故なら創る側のデザイナー[1]もそれを購入するユーザーも“自分でさえ気づかない心の働き”に従っているからである.
この働き,つまり,感性を,デザインを通してどう操作できるかということを考えてデザインすることが,感性操作である.

デザインを通してとは,“デザインというフィルタを通してあらゆる事柄を考えること”に他ならない.
従って,感性デザインが目指すデザイン力とは,デザインというフィルタを通してあらゆる事柄を感性から操作できる具現化能力である.
この考えに立った研究によって新たなデザイン領域を開拓・創造できるのである.

その一つが,チャイルドライフ・デザインの研究である[2].

[1]アイデアを生むこということは,ある情報から何かを得て自分の感性の働きの結果として表出する.つまり,インプットがあり,自分の経験から構築してきた概念モデルと何らかのすり合わせと変化させた後にアウトプットするという行為である.

[2]岡崎 章:「チャイルドライフ・デザイン」,http://www.childlife-design.com