ユーザ・インタフェースと分かりやすさ

一般ユーザが,機器に備えられた独自性である機能を自由に活かすことができるかどうかは,その機器の操作が自由に=「分かりやすく」できるかどうかにかかっている.

多機能と呼ばれる製品の操作における「分かりやすさ」は,ユーザと機器との間に介在するユーザ・インタフェースに大きく関与している.ユーザ・インタフェースとは認知論的立場に立った,ユーザと機器をとりもつ関わりをさすと共に,如何にインタラク
ティブな関係をつくることができるかという問題を含んでいる.

ユーザと機器との関係がスムーズに成り得たとき「分かりやすい」といえることができるのである.

「分かりやすさ」は,手順を追った理解とは異なり,直観的感覚が占めるが故に,機器の操作目的に付随する潜在的な認識量がある.つまり,「分かりやすさ」は,操作に関わる幾つかの構成要因の上に成り立っている.

従って製品計画を行う上で,機器に対する「分かりやすさ」をユーザ・インタフェースの観点から考察し「分かりやすさ」の構成要因を抽出することが文字どおり「分かりやすい」機器デザインが可能となる.